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小さな旅 「故郷のまなざし 若者たち」

5時6分の気温は0.3度で湿度は77%だった。今日は成人の日で音楽担当スタッフが考えた歌2曲がラジオから流れていた。タンポポ児童合唱団の「翼をください」と馬場俊英の「スタートライン」の音楽が聞えていた。ラジオ体操は寒い中、27名が参加していた。

1983年から小さな旅は25年(1262回)を迎えた。特集「故郷のまなざし・若者たち」若い力と出会う7つの旅だった。四半世紀の節目に放送する特別番組のキーワードは「風景が人をはぐくむ」。

日本各地の美しい風景と人々の暮らし、そして時代を見つめてきた「小さな旅」が今年度25周年を迎えた。故郷に支えられひたむきに生きる若者たちの姿を伝える特別番組だった。

経済不安が漂い、かつてない不況、雇用不安が広がり希望を抱きにくい時代の中で、ひたむきに生きる若者たちの姿を伝える。故郷の風景の中で、生き生きと瞳を輝かす若者と出会う7つの旅。かつて旅した地も再訪していた。

樋口貴明さん(24)は父の幸夫さんがガンで「後をたのむ」と言って亡くなった。今は母の由美子さん(46)と40頭の牛を飼育する酪農家。父が亡くなる3年前に書いた「今後の課題」というレポ-トを発見。そこには父から息子への夢が書かれていた。

栃木県鹿沼市の増田三恵子さん(18)は麻畑で地域の特産品の麻を栽培していた。平成14年に小さな旅で紹介された小太刀清さん(75)が指導していた。

東京銀座の渡瀬みつ子さん(75)を20年ぶりに山根基世アナが訪れた。みつ子さんは昭和62年当時歌舞伎座界隈の屋上でいろんなものを作っていた。今はハワイの高校に留学している孫の鈴木裕道さん(19)と暮らしていた。孫は銀座でレストランのアルバイトをしているという。

不況のなかで7年間、この番組を担当してきた名取将さんが平成9年に訪れていた日立市の旋盤の町工場を12年ぶりに訪れた。赤津秀男社長の長男浩史さんが主に営業を担当し次男の将之さんが旋盤の仕事を継いでいた。

大地震があった宮城県栗原市でリンゴ200本を育てている三浦麻衣子さん(24)はサラリーマンだった父の敏郎さん(53)とリンゴ栽培に励んでいた。麻衣子さんは今も仮設住宅からリンゴ畑へ通う。

あのイージス艦と漁船が衝突し行方不明になった吉清哲大さんの友人、浜野浩之さん(24)は千葉県勝浦でマグロ漁業をしている。「一緒にマグロつりをしょう」と言った哲大さんの言葉が忘れられないという。今は父の光夫さんと民宿を始めたという。

福岡県宗像市で「なぎさの家」の指導員している川端美輝さん(25)は子どもたち6人と暮らしている。不安いっぱいの中、「真剣に子どもたちと向き合う」と決意を胸に共同生活を始めた川端さんはUTU業証書をカメラに向けていた。

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