小さな庭で植物、花をいつくしむ

僕はこのトシになっても外出をよくする。買物にでかけるときは大抵、妻と一緒にでかける。そうしないと何か美味しいものを食べたいとき妻のほうが上手に探すからだ。お金を払うときも手際よく払ってくれる。車ででかけるがパーキングに入れるときも何回も切り返すようになった。トシをとるということはこういうことだ。

誰にも楽しみはあって旅行もしたいが、なかなか思うように出られない。これからはサークルの世話することもなくなったから、かなり時間的ゆとりがもてるようになった。なるべく家内と旅行も楽しもうと思っている。京都、大阪、神戸、名古屋と電車でのんびりでかけてみようと思う。

小さな庭で園芸も楽しみたい。我が家の庭は書斎の横の通路に面した所とみかんやキンカンの木の日当たりの良いところと玄関先の花壇、そして座敷から眺める池の前、ここは日当たりもよく芝生がある。雑草が生えないように小石が敷き詰めてある。

大きなヒヒラギの木、モミジの木、椿の木の周辺に万両や千両が咲き誇っている。黄色と赤色が目に映える。鳥があちらこちらにふやしてくれたのです。南天の実も赤い実がいっぱいについている。大きな灯篭のところにもいろいろな植物がぎっしりと植わっている。やがて庭師の手入れです。

わずかばかりの土地でも、けっこういろいろな植物がある。そこには虫もいるしほかの生きものたちがいる。いま、黄色いハッサクがたくさん生っている。柿の木の横に柚子の木があるが鋭いトゲがあるのでなかなか近寄りがたい。黄色い柚子の実はたくさん生っていてあの匂いが好きです。

みようがのある所に今年の春、植樹したものもある。そしてみかんの木の横に菊がいっぱいに咲き誇っている。こうした緑の中で心も体もリフレッシュできる。洋らんは日当たりのよい南の窓ぎわにおいている。その横にシクラメンが咲いている。水仙はこれまたたくさんみかんの木の周辺にある。これからは花をいつくしむゆとりをもちたいものである。

なんでもないこのしあわせを大事にしたい。でも、いつかこの地にも大地震がやってきて家も屋敷も破壊されるだろう。築50年の木造家屋は完全に倒壊すると診断されているからだ。地震のことを考えてもどうしょうもない。

お金のないものは補強することもできず家の下敷きになってピアノやテレビ、蔵書、タンスの飛び交う部屋で死んでゆくしか策はないのです。ノーベル賞も東海大地震、東南海地震の予知に寄与した学者、研究者に授与するようにならないものだろうか。

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